近所の楽器屋にブリッジが浮いてはがれているギターが売っていました。壊れたジャンクギターです。初めて見かけた時から妙に気になっていたのですが、修理できる自信がありません。それに今以上にギターが増えると僕の寝るスペースがなくなります。でも何ヶ月たっても売れる気配がありません。これは僕になんとかさせようという神様の思し召しに違いありません。買っちゃいました。1500円です(やすい)。壊してしまっても惜しくない値段ではあります(壊しちゃったら神様ごめんなさい)。
鈴木バイオリン製造(株)というバイオリンの会社のギターです。シリアルナンバーによると1974年に作られたギターのようです。40年以上昔のギターってことですね(何気にすごい気がする)。
さて修理。
まずはブリッジを剥がします。
難工事を予想していましたが、アッチアチにあたためてスクレーパやカッターでグリグリしたら、割とあっけなく取れました。剥がした後が雑だけど。
ブリッジもボディもスクレイパーでキレイキレイに。
ボディ面が山形にふくらんで(反って)います。
平らになるまでゴシゴシ
クランプが、ボディ裏面にちゃんと当たるように当て木しました。
タイトボンドでブリッジをボディに接着
はみ出した接着剤を拭き拭き
クランプしたまま1週間。ちゃんとくっつきました!
次にブリッジの高さ調整。
完成!!!
40年以上前のギター。なかなか味のある音色です。
僕の睡眠を確保するため、このギターは職場の若者のもとに嫁ぎました。